溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
その晩の濠は、ゆっくりと私を愛してくれた。
何度も抱かれたはずなのに、まるで初めて触れ合うような優しさと慈しみを与えてくれた。

唇から囁かれる愛にまみれた言葉一つ一つに体は潤っていく。
這うように私の全身を辿る指先に頭の奥底は真っ白に弾ける。

「濠…好き…」

喘ぎながらも気持ちを伝えたくて、必死で意識を手元に呼び戻そうとしても、それ以上に注がれる濠からの甘い激しい感情に耐えるなんてできなくて。

「…あっ…もぅ…や…
あぅっ…濠っだめっ…」

緩やかに熱い濠を体の一番奥に感じて…意識は私の手元からこぼれ落ちた。

落ちていくその瞬間に濠の顔に優しい笑顔が…見えたような気がした。

『愛してるんだ…』

と囁く唇は…とても艶っぽくて…震えながら。

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