溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
営業設計部最終日という事と、賞の受賞祝いを兼ねて、近くの料理屋さんで宴会。
私にゆかりのあるメンバー達が大勢来てくれたけれど、ほんの少ししか離れていない本社への異動に対しては全く寂しい雰囲気もなくて。
「透子飲めー」
「あんな凄い賞とりやがって、同期として誇りだー」
…飲みに飲むメンバー達の単なる宴会の口実にしか思えなくて笑ってしまう。
笑いながら、食べて、ほんの少し飲んで…幸せだなーってふんわり暖かい。
ここしばらく、異動の慌ただしさと濠から離れるって決めてやみくもに動いてきたせいで疲労はマックス。
濠の事を考えると、本当にこれで良かったのか落ち込んでしまって胸が痛い。
濠を好きになりすぎて、愛し過ぎて…離れた途端に私が壊れてしまうんじゃないかな…。
…私間違ってる…?
「なに?寂しいのか?」
はっと気づくと、隣には喬が座って呑んでいた。
「寂しい…?」
「入社してからずっと同じ仕事続けてたからな。感傷的になってるんじゃないか?」
軽く言う喬はふっと息をついて。
一拍ためらった後
「それとも、恋人に黙ったままで引っ越すのがつらい?明日だろ?」
「…それは…」