キミとの恋の課外授業
ハァ…と、深いため息をこぼして、ベッドにポスンと身を沈めた。
枕を抱きしめて瞼を閉じると、省にぃの
「お前が好き」
って言った真剣な瞳が浮かんできた。
省にぃが…あたしを…好き?
すると、ドアをノックする音が聴こえてきて
「里沙、ちょっといいか?」
省にぃの声が聞こえてきて、あたしの心臓が飛び跳ねた。
「な、なによ?」
「ちゃんと、話さないか?」
「な、なにを」
「とにかく開けるぞ」
ドアが開く音がして、顔を上げると省にぃが
「そんなに避けんなよな」
ボソッと呟いて、あたしをチラッと見た。
その瞳に、またドキンと心臓が飛び跳ねる。