キミとの恋の課外授業

「なによ!?その態度!あたし。こういうの初めてだから。
どうしたらいいか、分かんなくて悩んでんのに!」


突然…突然、省にぃが、あたしが知らない男の人の顔になって

あたしの事、好きだって言うし。


いきなりキスするし。


「ずっと、省にぃの事、嫌いって思ってたのに…いきなり…あんなキスとかされて…」


どうしていいか分かんないよ…。


「それにさ、付き合えって…言われても…そんな経験、一度もないし…それに…」


「それに…?なんだよ?言ってみろよ
言わねえと、分かんねぇだろ?」


いつの間にか、あたしの目の前にいた省にぃ。


優しい瞳であたしの頭をポンと撫でた。




< 121 / 243 >

この作品をシェア

pagetop