キミとの恋の課外授業
「なによ!?その態度!あたし。こういうの初めてだから。
どうしたらいいか、分かんなくて悩んでんのに!」
突然…突然、省にぃが、あたしが知らない男の人の顔になって
あたしの事、好きだって言うし。
いきなりキスするし。
「ずっと、省にぃの事、嫌いって思ってたのに…いきなり…あんなキスとかされて…」
どうしていいか分かんないよ…。
「それにさ、付き合えって…言われても…そんな経験、一度もないし…それに…」
「それに…?なんだよ?言ってみろよ
言わねえと、分かんねぇだろ?」
いつの間にか、あたしの目の前にいた省にぃ。
優しい瞳であたしの頭をポンと撫でた。