先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「2万円は使ってねぇし、お前が図書室に来なくなったら、すぐに返すつもりだったんだ」


「来なかったら返さないって言ったくせに!」


「毎日、アメで餌付けするの、大変だったんだからな!」


先輩は私の頬に、ついばむように何度もキスをしてくる


「早く言ってくれれば良かったのに…」


すると先輩はフッと笑った


「お前が俺を欲しいって言うのが聞きたかった」


「何それ!変態!」


「こんな変態、欲しいんだろ?」


「うん…そう…」


私は先輩の胸に耳をつけた


先輩のドキドキが聞こえる





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