海の果てに-君は海賊-
フィ「ちょっと!ヨク!リウ!ラブなのはわかったから早く行くよ!」
ヨ「ブッ!」
リ「なっ!」
フィンの軽い爆弾発言。あたしは軽く吹き出した後、前を歩くフィンの頭を軽く叩いた。
フィ「照れてる~」
リ「照れてないしッ」
まさに売り言葉に買い言葉。改めて自分が大人気ないと実感してしまう。
火照る頬を隠すように、俯きながら、足を速めた。
後ろでは、あたしと同じようにヨクがロクにいじられていて、更に頬が紅潮する。
ジ「餓鬼か」
唯一、からかいに交わらないジムが呆れたように言い放ったのを最後に、あたし達は本題に戻った。