海の果てに-君は海賊-
ロ「リウ、気にしなくていいからね。ガリュウもまだまだ子供なんだから」
ふぅ…とロクが呆れたように溜め息をつく。それに賛同するようにフィンも頷いていた。
リ「……でも」
ガリュウはガリュウなりにあたしに気を遣ってくれたんじゃないか、なんて思う。
もし、もしもだけど…あたしの考えが正しいとしたらあたしはガリュウに酷いことを言ってしまったのではないだろうか。
ヨ「気にすんなって。今、他のヤツを気遣う余裕なんてないだろ?」
あたしの頭に手を添えたヨクが優しく言う。あたしはそれにコクンと頷いた。
本当は…本当はね?
今すぐにでもガリュウを追いかけたい。
…けれど、探し続けてきた真実が目の前にあるんだ。
…ごめんね、ガリュウ…
リ「お婆ちゃん、知ってること…なんでもいいから全て話してください」