海の果てに-君は海賊-



ごめんなさい…?



リ「…え?え?」



お婆ちゃんから紡がれた謝罪の言葉。その言葉の真意は一体なんなのだろうか。



リ「あの…それは何に対してですか?」



生憎、あたしはオブラートにくるむなんてそんな器用なことはできない。自分が思っていたことをストレートにそのまま告げた。



オ「…リウさんの気持ちを無視して、話しすぎたと思ったの。…リウさんの気持ちを全てわかっているかのように、事実を告げて…リウさんの気持ちを考えていなかった」



…その言葉を聞いて、あたしは頭を下げているお婆ちゃんの頭をゆっくりと上げる。



リ「…それは、あたしが望んだことです。…有り難う御座いました」



今度は、あたしが深々と頭を下げた。



オ「リウさん…ミツさんを探してあげて」



そんなお婆ちゃんの言葉は聞こえないふり。



見送るお婆ちゃんに精一杯、手を振りながら島を後にした。








< 88 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop