この青空の上で
「ほんとに…俺のせいじゃないのかよ?」


「うんっ違うよ!あたしが悪いんだ…あたしが…」



こんなことで隼人と気まずくなるのはやだっ



たぶん、あたしはこれからも隼人が家に来たら拒むこともなく入れるかもしれない…


けど、それは秀平以上に隼人には感謝してるからなんだ



秀平は手を差し延べてくれた


でも…隼人は体全体であたしを闇から引きずり出してくれたんだ



自分のことのように苦しんで

自分のことのように必死になってくれた



自分のことなんか二の次で…


隼人に対する今のあたしの気持ちは
恋心なんかじゃない


ただ隼人はあたしの中で、とても大切な存在なんだ

今はその理由はわからない


けど、どうしても失いたくない



これからもずっと、隼人と笑いあっていきたい

今は…幼なじみとして…だけど

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