明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
彼女は不思議そうな顔をして俺を見てそれから視線を通りの反対側に向けて言った。
「あ、このブランドの店…
こっちにも出店したんだ…」
「え?」
俺が彼女に聞き返すと彼女は慌てて
「あ、えっとなんでもないです」
と両手を振りながら答えた。
雨霧の向いていたほうを見ると若い女性の好きそうな店があった。
「服…?」
夏服は服の色が明るめのものが多いせいかここから見える売り場もとても明るく見える。