どこかで誰かが…
そんな佳菜子の背中に向かって、
「なんかあった?」
結局、面倒くさそうにたずねるが、
「別に…」
思った通りの、可愛げの無い返答に、
「じゃあ乗ってけよ。こっちの方が速いし。」
負けずに迫ってみせた。
すると、
「定期もったいないから。」
その答えには、
「でも、電車は2往復してんだから、元は取ってんじゃん。」
「…」
すぐに言い返せない佳菜子に、勝ち誇った顔をしてみせ、
「ったく素直じゃねーなホント。乗ってきゃいーじゃん!ミシン…しなきゃなんだろ?」
なんだかんだ言っても、佳菜子を後ろに乗せて、
家路へと向かうペダルを、ゆっくりと漕いで行く。
「もっと早く漕げないの?」
「おまえが重いんだよ。」
「鍛え方が甘いんじゃない?」
「競輪選手じゃねーし。」
「あたしが漕ぐから、あんた走れば?」
「…おまえ、」
「なによ?!」
「日に日に可愛くなくなってるぞ。」
「あんたの前でだけだから大丈夫ですぅ。」
「やっぱり降りろ。」
「なによぉ、今さらぁ。バス通り外れちゃったじゃん。…お願〜い、かーくん。」
「よーし。」
「なんかあった?」
結局、面倒くさそうにたずねるが、
「別に…」
思った通りの、可愛げの無い返答に、
「じゃあ乗ってけよ。こっちの方が速いし。」
負けずに迫ってみせた。
すると、
「定期もったいないから。」
その答えには、
「でも、電車は2往復してんだから、元は取ってんじゃん。」
「…」
すぐに言い返せない佳菜子に、勝ち誇った顔をしてみせ、
「ったく素直じゃねーなホント。乗ってきゃいーじゃん!ミシン…しなきゃなんだろ?」
なんだかんだ言っても、佳菜子を後ろに乗せて、
家路へと向かうペダルを、ゆっくりと漕いで行く。
「もっと早く漕げないの?」
「おまえが重いんだよ。」
「鍛え方が甘いんじゃない?」
「競輪選手じゃねーし。」
「あたしが漕ぐから、あんた走れば?」
「…おまえ、」
「なによ?!」
「日に日に可愛くなくなってるぞ。」
「あんたの前でだけだから大丈夫ですぅ。」
「やっぱり降りろ。」
「なによぉ、今さらぁ。バス通り外れちゃったじゃん。…お願〜い、かーくん。」
「よーし。」