どこかで誰かが…
前に一度だけ、
友達の誘いを断ってまで、毎日のように会っていることに対し、
如何なモノかと、たずねたことがある。


「学校に行けば嫌でも友達とは会えるじゃん。」

そう返す大沢に、

「あんただって、友達との時間は大切なんじゃないの?」

さらに問いかけると、

「別に…つーか、もう飽きた!」

「なにそれ?!」


そんなに大沢に呆れはするものの…

「いーんだよ。俺はさ、佳菜子と居れれば幸せなのだ〜!…それとも、佳菜子は違うとか?」

そう言われると、

「まさか!…嬉しいよ。」

説教する気も失せてしまう。


その日も同じだ…

友達とのことを相談したところで、大沢から返ってくる言葉は想像できる。


「俺がいるじゃん!」


話すだけ無駄なのだ。

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