どこかで誰かが…
「は?今、なん」

「なんだか楽しくなりそうね〜、佳菜ちゃん!」

「あは。あははは…」


こうして片桐は、
母親に、自分の存在を示すことができ、念願だった、清瀬との対面も叶って、舞い上がっていた。


その夜、

片桐の提案で、早速、清瀬と3人で飲みに行くことになり…


「ホント、断らないね。」

「おごりだって言うから。」

「ん?そんなこと言ったっけ?」

「大地くん、気にしないでいーから。」

「…気にしないでください。別に、コイツとも何も無いですから。」

「分かってる。じゃなきゃ、今、ここに君はいないよね。」

「…ですね。」

「単純に飲みたかったんだよ!…今日という日が無事に終ってくれたから!あ〜、緊張した!」

「ぷっ!そーだったのぉ?そうは見えなかったけど。」

「そ?なら良かった。」

「なんか…ごめんね。」

「謝ることじゃねーだろ。」

「…ありがと。」

「ふっ、どーいたまして。」


そんな二人を目の前にして、清瀬がたずねる。

「俺、要ります?」

「ん?あ〜そうそう!佳菜って、どんな女の子だったか教えてよ!」

「え?なによ急に。」

「きっと君が、一番よく知ってるんだよね?」

「…そーでも無いですよ。」

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