どこかで誰かが…
「うん。でも、ストレス発散するにはいーのかな?私的にはカラオケの方がいー気がするけど。」

「ははは、どっちにしろ、その時はつきあうよ。」

「大地くんこそ大丈夫なの?忙しくて大変でしょ?たまにはゆっくりした方が良いんじゃない?」

「だから佳菜と会うんじゃん。」

「!」

「一緒に居ると癒されるから」

「はいはい。」

「なんだよ。ホントだって!…あ、照れてんだ?」

「違うよ、も〜!」

「あはは、でもマジで、もう少しゆっくりできるとイーけどな。」

「あ…ごめん。」

「ま、しょうがないな!まずは信用が第一だし!つか、就職が先か?」

「…ありがとう。」


そんな優しさを噛みしめながら、佳菜子はふと、隣を歩く片桐の腕を掴むのだった。


「どういたしまして。」


そして片桐は、反対の手で佳菜子の頭を軽く撫で、

少し行った先の路地を曲がると、人混みを避けてキスをした。

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