どこかで誰かが…
「見てたって、私のことを?」

「間接的には、そーなるかな?いつも一緒に居るからね〜君たち」

「ゆっこちゃん?…え?ゆっこちゃんを見てたの?なんで?」

「…あ、堀口と岡島の違うとこ、みっけた。」

「なに?」

「岡島とは…ヤレる。」

「何を?」

「…」

「あ…えー!もしかしてあんた!…そーなの?」

「人のコトには敏感なんだなぁ…違うけどね。観察するにも目的対象が違うってことだよ!」

「あれ?(じゃあ、この二人って両想い?ん?でも、さっき)なんで高木くんの名前が出たんだっけ?」

「分かったんじゃねーのかよ!!だから、岡島が高木を見てて、高木は…おまえを見てるってこと!その系図がおもしろくて見物させてもらってたんだけど…うっかりサワの前で口滑らせて…アイツ、おまえに男ができちまうって、焦ったんだよ!ちょうど彼女もいなかったし、なにしろアイツ負けず嫌いだからさぁ!おまえのどこがいーのか、俺には全然わかんねーけど…って…おい!聞いてるか?」

「…高木くんが私をって、あんた、そう言った?」

「……どこがいーんだかなぁ?マジで。」



この日、大沢から電話がきたのは、9時近くになってからだった。


花火をしようと約束していたのだが、
そんな気分になれず…
部活で朝が早いことを理由に、断る佳菜子だった。

< 63 / 433 >

この作品をシェア

pagetop