幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪

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5限の授業が終わった後


「わりぃー、慄梛を頼むな？それと、伝言頼む…」



と、磨梛抖は俺にあの女宛ての伝言を残し６限の授業を出ずに帰っていた


そして、放課後になり…俺は瑞梨に言われた通り教室行くと、案の定慄梛ちゃんはアイツに絡まれていて、教室から連れ出すと…



「賢くん、ありがと…」

「お礼なんて言われることしてないよ」

「でも、わたし色んな人に迷惑かけちゃってるし、きっと、磨梛抖もそれで呆れちゃったんだね…」



と、小さく悲しそうに笑った…
その姿をみると胸が締め付けられる様な痛みが走った…




―慄梛ちゃん、ごめん…
まだ、俺の口からは言えない…――



と、何度も何度も心の中で謝り続けた…



「慄梛ちゃん…」

「ごめんね、こんなこと言っちゃって!!」



慌てて笑顔を作って謝る…きっと、俺が想像するよりもずっと辛いはずなのに無理に笑う…



「無理に笑うの磨梛抖は望んでないよ」

「そう、だよね…
賢くん、一つだけお願いしてもいい…？」

「いいよ、なに？」

「磨梛抖に会えたら…、
ううん、やっぱり大丈夫、ごめんね、瑞梨遅いね」



慄梛ちゃんが遠慮がちになにかを言おうとしてたけど、一瞬顔色が変わりまた笑顔に戻った…





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