幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
――――慄梛―――――
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あれから時間が経ち寒くて震えだし
頭が熱くてボーッとする立ってるのもやっとで
視界もぼやけてしまう…
多分もう授業は終わってると思う…
いや、もう終わったっけ
ズルズルと手摺りに座ってなんとか
自分を落ち着かせることにした…
何を考えても浮かぶのは磨梛抖のことばっかり…
“もう磨梛抖に頼らない様にしなくちゃ…”
――コンコン―
ノックされる音が聞こえ
「は…ぃ…?」
もう上手く声も出せない
「嘘、まだいんだけど」
―ここにわたしを閉じ込めた人達か…
“また、水が降ってくるんだね…”――
変な覚悟が決まって、ぎゅっと目を閉じて水が降ってくるのを待ってると
――カチャ―
開かなかった扉が開きぼやける視界に
5人の姿が目に入る…
そして、そのうちの一人がわたしの額に手を当てた…
「ヤバくない?
高熱だよ」
「もう解放してあげよ」
「でも、綵になに言われるか解らないし」
「でも、マジで谷沂広さんなにも悪くないじゃん」
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