幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪



背中には嫌ってほどの冷や汗が出てきて…
この屋上に慄梛が居てほしいような居てほしくないような複雑な気持ちが俺の胸の中で交差しあう…


それでも、俺は恐る恐るドアに手をかけた…



そして、俺達の目に入ったのは信じられない光景だった…













































水浸しになって座り込んでいる慄梛の周りには
泣きながら立っている5人の女子生徒…

そして、慄梛のスマホを踏み付け満足気に壊し
続ける魚糠の姿が目に入る…



ふつふつと怒りが込み上げて来るのが 自分自身解った…


声を出そうとも怒りで、声も出てこない…


そんな様子に賢が気づいたのか俺の背中をおし



「慄梛ちゃんを守るんだろ?
なら、最後までちゃんと守れよ?」



得意気な顔を向けた



賢のおかげで、多少冷静さが出てきて



「あぁ、慄梛のことはぜってぇーに守る!!」































その瞬間、賢におもいっきり背中をおされ



「行ってこい」





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