幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
俺は魚糠が慄梛にバケツをむけてるところにつっこんだ
―もう慄梛には水なんてかけさせてなんかやらねぇー!!――
慄梛を庇うように“ギュッ”と抱きしめた
――バッシャン―
慄梛の身体は水浸しで冷たくそれと同時にものすごく熱かった
そして、背中に凄い勢いで氷入りの水をかけられた
「えっ?、なんで?」
間抜け声を出す魚糠に
――バッシャン―
その横にまだ中身の入ってるバケツがあって、
俺は迷わず頭からたっぷりの水をかけてやった
「…っ、磨…梛抖…?」
「慄梛…ごめんな?遅くなって…」
慄梛は目がいつも以上に潤んで真っ赤な顔して
首を横に振ったしゃがんで慄梛の頬に手をそえると熱すぎた
―よくこれで屋上まで上ったな…――
「な、なにすんのよ!!!」
強気な魚糠に
「てめぇ、慄梛になにしやがった?
慄梛に危害加えねぇー約束だったよな?」
「なんなのよ?彼女はこのあたしよ?
それにただ遊んであげただけなんだから」
「魚糠さん、遊びにしては度が過ぎてるおもうの」
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