超モテ子の秘密


…―――ん?


私は封筒から出てきたものを見つめ、少し考え込んでいた。


その時、将太がスッと紙を取り、広げて文面を読み始めたのだ。


「この度は当社のキャンペーンにご応募頂きありがとうございました。貴方様がご当選されましたので、賞品をお送り致します。だって。」


…………あっ!!


思い出した!!


「私、前に新聞見て応募したんだった!当たったんだぁ。」


私は思わず手をたたき、その瞬間にすべて思い出した。


「すげーじゃん!!夏休み中に旅行行けるね。」


将太がルンルンしながらニヒッと笑う。



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