風紀委員長ミーシャの事件簿
その言葉に、愕然とし、驚愕し、混乱する。

私!?

犯人が私!?

私が学園の生徒達を傷つけたって言うんですの!?

そりゃあ確かに、校則違反者は痛い目に遭えばいいとか思ったりもしたけれど、本当に怪我人が出ればいいとか思った訳ではないし、ましてやこの手で負傷させようとか考えた事など一度だって…!

嫌疑をかけられて一人アタフタする私に。

「正確には君が犯人という訳ではなく」

ラインハルトさんは私の左手の指から、魔法発動体の指輪を抜き取る。

「『コイツ』が犯人だ…あの偶然にしては都合のよすぎる落雷がなければ、僕も気づかなかっただろうけどね」

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