俺様☆姫様★王子様 2 【完】
固まるあたしを見ることはしないで、そのままつかつかと足を進めて。
ボフッ
何が起きたのか理解出来なかった。
ちょっと予想はしてたけど、優しい声で聞いてきた蓮とは違う。
荒々しく引き摺って連れてこられた、10畳はあると思われるベッドルーム。
カーテンは開いたまま。
超高層ホテルの最上階、ペントハウスだから、視界に入ったのは勿論空一面なんだけど。
キレイ……
薄雲が張っているその空は、時差ぼけの所為で、朝なのか夕方なのかわからない。
今、何時なんだろう?
何故だかふと、そんなことが頭に浮かんだ。
だけど、急に覆い被さるドアップの蓮の顔を見て、脳が反応した。
あたし、ベッドに投げられたんだ。
ようやく理解出来た。