俺様☆姫様★王子様 2 【完】
蓮の綺麗な瞳に映り込むあたし。
いつまでもずっと映していて欲しい、なんて。
あたしの心は真っ黒なのにね。
朝日だか夕日だかわからないけど、急に雲の隙間から光を導き出す。
空から一筋の光の道が出来て、眩い光をあたしに浴びせる。
それはまるであたしを救ってくれる、白馬に乗った王子様にも見えたんだ。
こんなことを思うあたしは、きっとおかしい。
ねぇ、どうしてそんなに苦しそうな顔をするの?
苦しいのはあたしなのに。
「姫華…」
さっきまでの行動とは正反対な、消えてしまいそうなくらいの細い声で囁く蓮。
そっと頭を撫でる。
ベッドに散らばる長いブラウンのあたしの髪。
それをひと救い取ると、くるくると指に巻き付けて。
「…信じろよ……」
「っ……」
「目の前の俺を信じろよ」