アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
家から少し近づいて車を止めた。


「メールするから」


浩二郎はそう言うとまた
私を自分の胸に引き寄せた。



「恵美……やっぱ積極的にやって
俺正解だったよ。
可愛くて柔らかくて透き通る肌で
最高だった」


耳元でささやいて
またキスをした。



頭の中がボ~~~ッとする……


やっと唇を離して
浩二郎が

「またね」と言った。



「うん…またね……」



私はやっと浩二郎との
甘い時間から解放された。

小さくなる車を見送って歩き出す。
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