【妖短】 カ ミ カ ク シ

学校は休校になった。
何でも行方不明者が俺らの学校で多発しているらしく、その調査の為とか。
そして行方不明者と関わりが深かった者には護衛と称した警察官が付き、俺には施設が一緒だった六つ上の仁兄が付いた。

んで、俺は仁兄に無理をいい調査を手伝わせて貰う事にした。


事の始まりは今から七ヶ月前の五月だ。
行き成り、行方をくらまし帰って来ないと心配した友人らが警察に連絡。
何でもこの子も親が居ないらしく、一人暮らしだ。

その後、一月に一人というペースで行方不明なっている。
凛で六人、今月で七人になった。

警察も最初は関連性を見出せなかったらしいが最近になってはそれが判ったらしい。が。
その意味が判らないのが現状であるらしい。


『我、純の娘。捧ぐはこの躯なり』


この言葉―――文が行方不明者達が自らの家に残したモノ。
ちなみに俺にもサッパリ判らない。
< 4 / 18 >

この作品をシェア

pagetop