【妖短】 カ ミ カ ク シ
「・・・・・・だぁ―――!!何なんだよ、これは!」
メモったこの暗号らしき文と睨めっこしていた俺は床に転がる。
こういうやつはあいつ――凛が好きそうだ。
古文や歴史とか言うやつが好きだから、判らなくっても惜しい所までは行くだろう。
それから暫くぼぅとしていた俺はインターホンの音に身体を起した。
小さなアパートなのでインターホンと言ってもドアのノック音だったりする。
「はぁ~い。誰で・・・・・・ってうぉ!?」
がちゃりとドアを開けると行き成り蹴りが飛んできた。
それを紙一重でかわし、放ってきた当人を見据える。
「このっ、避けるな!!」
いや、普通に避けますよ。
心の中で相手に突っ込み俺は体勢を直した。
放ってきた当人――――は般若の如く恐ろしい顔つきで俺を見下ろしていた。
ショートカットの茶髪に猫目。大人の綺麗系といった容姿。
今は仕事帰りなのかレディースーツを着こなしている。
施設での姉の様な人、紗羅姉だ。歳は仁兄と同じ。
メモったこの暗号らしき文と睨めっこしていた俺は床に転がる。
こういうやつはあいつ――凛が好きそうだ。
古文や歴史とか言うやつが好きだから、判らなくっても惜しい所までは行くだろう。
それから暫くぼぅとしていた俺はインターホンの音に身体を起した。
小さなアパートなのでインターホンと言ってもドアのノック音だったりする。
「はぁ~い。誰で・・・・・・ってうぉ!?」
がちゃりとドアを開けると行き成り蹴りが飛んできた。
それを紙一重でかわし、放ってきた当人を見据える。
「このっ、避けるな!!」
いや、普通に避けますよ。
心の中で相手に突っ込み俺は体勢を直した。
放ってきた当人――――は般若の如く恐ろしい顔つきで俺を見下ろしていた。
ショートカットの茶髪に猫目。大人の綺麗系といった容姿。
今は仕事帰りなのかレディースーツを着こなしている。
施設での姉の様な人、紗羅姉だ。歳は仁兄と同じ。