幕末〓冷血の鬼
「じゃあ……。」


沢山の和菓子が有りどれにしようか迷っていると、気になる和菓子があった。


「あの……これは何の花ですか?」


「どれかしら。」


私が指で指した和菓子は、桜と似た形をしているが色が少し違う花の形の和菓子。


「ああ、これは梅の花よ。」


「梅の花……これにします。」


「わかったわ。」


「あと、桜の形の和菓子も1つください。」


私がそう言うと女の人は、頷き袋に包んでくれた。


「ありがとう。また来てね。」


私は、女の人にお金を払うと頭をペコリと下げ、店から出た。
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