幕末〓冷血の鬼
「そんなことが………。」


「土方さんだって人間じゃ。自分の夢を果たすために心を鬼にしているだけじゃとわしは思うきに。」


「自分の夢……」


「わしらが今、大政奉還を目指しているように土方さんも何かを目指してもがいてるんじゃ。」


龍馬はそう言うと、湯のみに入っているお茶をすすった。


「さて、せっかく集まったんじゃき。お酒でも飲まんかのう?」


「ああ、そうしよう。」


その後俺たちは酒をかわし、夜が明けるまで話をした。
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