幕末〓冷血の鬼

洋装

「う………ん………。」


朝の日の光が顔に当たりゆっくり目を開くとぼんやりと見慣れない机が目に入った。

（私、何でここにいるんだっけ？というかここどこだっけ？）


起きたばかりで回転しない頭を無理やり動かしていると少しずつ昨日の事を思い出した。


（そうだ私土方さんに休んでもらおうとして……寝ちゃったんだ。）


ハッとすると体に布団がかけてある。


「土方さんがかけてくれたのかな？」


布団からはほんのりと煙管の香りと土方さんの香りがする。


安心する香りでついつい１人で微笑んでいると急に襖が開いた。