幕末〓冷血の鬼
「恋花さん、近藤さんはお元気ですか?」


私がそう聞くと恋花さんはニコッと笑った。


「はい。戦だ!!と張り切っていますよ。」


「フフフ、近藤さんらしいですね。でも元気で良かった。」


右肩を銃で撃たれ一時はどうなるかと思ったが、また近藤さんが戦に出れると思うとホッとした。


「近藤さんが大好きなのですね。」


「はい、大好きです!」


私がすぐに答えると恋花さんはクスクスと笑った。


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