幕末〓冷血の鬼
「だからね、恋花さん。不安や悩みがあっても好きっていう気持ちを突き通して。あの人から離れないであげて。」


おつねさんは、そう言うと私から腕を離した。


「体が冷えてきたわね。屋敷に戻りましょう。」


「はい。」


不安が消えた訳ではない。


けど、おつねさんの言葉でさっきよりは気持ちが軽くなった気がする。


「おつねさん、ありがとうございました。」


私がそう言うとおつねさんは、ニコッと笑った。


それから、屋敷に戻ると私は夢を見ないほど深い眠りについた。
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