君への距離~クリスマスの奇跡~
杏がポテトサラダを作りながらハンバーグを焼いていると、おいしそうなにおいにつられて翼が起きてきた。
「うっわ、めっちゃうまそう!」
翼が杏の後ろからフライパンを覗き込む。
「あとちょっとだよ、あっ翼くん大根おろして!」
「えっ、どうやんの?」
「あ~…
やっぱ翼くん、向こうで待ってて!」
杏は呆れて笑う。
翼も笑う。
「ごめん、ごめん!じゃあここで見てる。」
「え~、見てられると緊張するよ!」
それでも翼は料理をする杏の後ろ姿をずっと見ていた。
何かを思い詰めるように…
瞼に焼き付けるように…
「うっわ、めっちゃうまそう!」
翼が杏の後ろからフライパンを覗き込む。
「あとちょっとだよ、あっ翼くん大根おろして!」
「えっ、どうやんの?」
「あ~…
やっぱ翼くん、向こうで待ってて!」
杏は呆れて笑う。
翼も笑う。
「ごめん、ごめん!じゃあここで見てる。」
「え~、見てられると緊張するよ!」
それでも翼は料理をする杏の後ろ姿をずっと見ていた。
何かを思い詰めるように…
瞼に焼き付けるように…