裸足で君と。
「友達から話きいてて興味あってさ、ついに私も大人の仲間いりだぁ」


あの日の朝あんまり依が辛そうだから言った言葉。

依は何かを堪えるように笑って『ばーか』と言った。

それから何度も身体を重ねて依しか知らない私はもっと依に嵌まった。


私の我が儘で続く、
名前も貰えない関係。


私が大人だったら、こんな我が儘きっといわずに済んだのにね。

ごめんなさい。
好きで、好きなのに、好きだから離せないの。

ごめん、依。
< 12 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop