君の隣で ーセンセイとアタシー
ぴとっと俺に抱きつく和奏
無理してないか?
「…し、したい…キス」
それ本心?
「葵衣、さん…?」
和奏が頬を赤くしながら俺を上目遣いで見上げた
「…バカ、俺に強がんな」
それが本心に思えなくて、どこか無理してるように思えて、俺は和奏の頭を撫でながらそう言った
誰の前で無理しても、俺だけにはしてほしくない
「む、無理なんか…」
「してる、俺だってそんなにガッツいてないよ……」
何度も宥めるように頭を撫でてから、もう一度胸の中に抱きしめる
「これから何十回だってするんだから」
「なっ何十回!?」
何十回と驚いて顔を上げた和奏の頬に軽くキスした
その時の和奏の真っ赤な顔
可愛すぎ