君の隣で ーセンセイとアタシー


「……」

「…如月先生、怒ってます?」

「………いえ、それより早く終わらせたいので…」


早くこの冊子を作って和奏のところに…


「…そんな急いでる用事でも?」



鈴村の探るような視線に目を細めた


「鈴村先生に関係ありません」


これ以上無駄な会話もしたくなかったから、鈴村が何かを言っていた気がしてたけど、ひたすら手を動かしてホッチキスで留めまくっていた



そうして30分もしないうちに終わらせた、のに



「結構重いですね…」




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