宇宙少女観察記









気づいたときには、もう遅すぎた。


俺は、まんまとこのクソばか野郎に踊らされていたんだ。



ぷつんと何かが100回くらい切れる音がした。

その一瞬の記憶はほとんどない。



気がつくと、俺の足元には手錠でつながれた二人の変態まがいな格好の男どもが転がっていた。






―――――――――――

おまけ




「おい。なんかムコウの壁からきこえるぞ。」



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確かに。


ツー、ト、

という音が連続して壁の向こう側からきこえる。

「…なんなんだよ…わかんねぇっつーの。」

そういやぁそっちの部屋の人見かけたことないような…

「これは……。…しね。うるせんだよ。くそが。のろいころすぞ。」



「え?」




「って隣りの人が言ってるぞ。」



「どんな陰湿な隣人?!!」




モールス信号でした。

なんで解るんだ杜若。

電波だから?電波だからか?

でたらめいってんじゃねぇかこいつ…。

いや、むしろでたらめであってほしい。





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