─ Alice ?─



「…わからない。わからないわよそんなこと。」


正直どうでもよかった。



『不思議の国のアリスに相応しくない。』


その理由で追い出され、元の世界に戻されても、ただ前と同じ生活に戻るだけ。



逃げ道が無くなるようで不安はあるけれど仕方がない。




『簡単だよ。君が相応しくなればいいんだ。ふふっ簡単でしょ?』



「それって…いきなり皆を愛せってこと?そんなの無茶苦茶よ。出来るわけ『答えは一つとは限らないよ?アリス。』」



一つとは限らない?



他に何か方法なんて…





『やっぱり君は変わらないね。アリスはありすのままだよ。純粋で素直で闇の部分なんて考えもしない。踏み潰されても気付かない秋桜と一緒だよ。』




「…どういうこと?」




思わず顔をしかめる。黒兎さんはそんな私なんてお構い無しに話を続ける。



『純粋なありすはいつも自分が解決しようとするよね。私がこうすれば…って。でもね、知恵を付けなくちゃ。自分から犠牲者になろうなんてただの馬鹿同然だよ?アリス。』



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