社員寮でラブ!
ひどいよ!そんな言い方。

どうして私を信じてくれないの?


私がそんな軽い女だって思ってるの?


信じられない。

私は何も悪くないんだから。

やましいところなんか一つもないんだから。

・・・って言いたいのにあまりのことで言葉が発せ無い。


だから壁下さんを

キッ!って睨み返して

堂々とベットから下りて

壁下さんの目の前

立って

立ってみた

けど

何だか足が震える。


本当に私・・・夕べ何もなかったんだろうか?




「能成に連絡もらって急いで帰って来たのに。

帰ったところで時すでに遅し・・・って訳ね。」


スーツ姿の壁下さん

少し疲れてるっぽい


それにこの現場のせいで余計?


違うよ?全然違うんだから。


もう一度ベットを振り返って見ると

まだマイクが寝てる。


なんとなく・・・この部屋全体

「お酒臭いね。

レナちゃん

そのせいでこんなことになった訳?」



一滴も飲んでないよ?

だからそんなことあるはずないんだってば。


言おうと思うのに


やっぱり

言葉を発することができない。

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