幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「はあぁ―……」
深いため息が教室中に響く
何してんだろ、俺?
頭をクシャクシャしながら座り込んだ
「………棗?」
ほんの少し聞こえた声
「………蓮」
いつの間に来たのやら、かがみながら俺を見下ろすようにしていた蓮
「…見てたのか?」
「あぁ―…悪ぃ―」
「イヤ……。俺、ダッセぇよな?」
「何が?」
「振られたのに、まだこんなに未練たらたらなんて」
抱きしめた時に久々に感じた花音の体温
忘れたい……
忘れたくない……
そんな曖昧に悩んでいたのに…
花音を抱きしめたとたん…、はっきりとわかった。
忘れることなんて出来ないって………