幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
そっと唇を離し、また強く抱きしめた
恥ずかしいのか、俺の胸に顔を隠すように抱きつく花音
「なぁ―、なんで俺のこと見ないわけ?」
理由なんてわかってるけど、花音を見てるとついイジメたくなってくる
するとちょっとだけ顔を覗かせて……
「だって…恥ずかしいじゃん///」
――ドキッ
今にも消えそうな、小さな声で言った花音
やべぇ―……
こいつ…可愛すぎだろ//
潤んだ瞳で上目遣いとか狙ってやってんのか?!
「……?」
じっと不思議そうに俺を見る
……なわけねぇ―か。
こいつ、そこまで頭よくねぇし。
「花音……」
「ん?なに?」
「もう一回キスしよっか♪」
「なっ////」
さらに頬を真っ赤に染める