Painful Love※修正完了※
拓斗の、隣で。
「うん。そうだ。余計な心配しなくて良いから、黙って俺の隣で笑ってろ」
にっこり笑う拓斗に一瞬遅れてわたしも微笑んだ。
拓斗にも、わたしの隣で笑ってて欲しい……
伝えなきゃ、伝わないのだけれど。
その言葉は、心の中で呟いただけでなんだか恥ずかしくてわたしは口に出していえなかった。
―――1年経ってもわたしはまだ拓斗の家にお世話になっていて。
元々の家にはたまに土日、掃除をしに行く。
毎回、家に入った瞬間、温かい空気に包まれる。
まるで、お父さん、お母さんが出迎えてくれるような。
でも、お父さん達はいない。
その虚しさはこの1年、何回感じても慣れる事はなかった。