Painful Love※修正完了※
近付いて声をかければ、気付いた佐奈子さんが顔をこちらへ上げて微笑む。
「いえ……急に伺ってすみませんでした」
頭を下げる佐奈子さんに、嫌嫌と顔を左右に振る。
……いきなり本題には入れない。
わたしはメニュー表を手に取って何を選ぼうかと視線を這わす。
ジュース……暑いから冷たいのが良いな。
「お時間、大丈夫でしたか?」
心配そうにこっちを見つめる佐奈子さん。
「あ、特にこっちではする事も無いので。暇で暇でダラダラしてたんですよ」
そこまで自分で明るく言って、疑問に思ったことを聞いてみることにした。
「あの……どうしてわたしの家、分かったんですか?」
拓斗に聞いたのだろうか?
でも、それなら拓斗も気にして一緒に来るはずだし……わたしと佐奈子さんを接触させないよね。
「あ……拓斗のお母さんに聞いて。すみません」
「そうですか」
拓斗のお母さんも知ってるんだ。