アクアマリンの秘密
「…っ…!!」



じわじわとその刃の先に力を込めてくるジャニア。



「…右腕と左腕だ。」

「え?」

「共鳴石の在り処。
これさえ教えれば…星来なしで俺を倒せる。
あとはお前の力次第だ。全て。
星来を守りたいと、本気で想うなら…その想いを糧に、俺を倒せ。」

「お前…!!」



一体何を考えてんだ?
消えてぇビシアスなんて、こいつが初めて…。



「考えるな、蒼刃。
考えると動きは鈍る。」

「え?」




今の言葉…確かあいつが…。




俺はジャニアの鋭い剣を抑えながら、記憶を呼び起こしていた。




遠い昔、いつだったかあいつが言った…



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