アクアマリンの秘密
【蒼刃side】



「ぐっ…!!」

「さっきから俺の攻撃を止めてばっかりだな。
本気になれない理由でもあるのか?」

「…んなもんねぇ!!」



そう言ってありったけの力を込めて突き飛ばす。
そして距離を詰め、剣先をその首へと持って行く。



「…強くなったな、蒼刃。
本当に良い筋をしている。
ソードの力が存分に発揮されているな…。
だが…。」


自分の首を指差すジャニア。


「ココじゃ死ねない。
いや…『消滅』出来ない。
お前が狙うべきは…俺の右腕と…左腕だ。」



分かってる。
んなもん分かってんだよ!!

俺はぎりっと唇を噛んだ。







俺が狙うべきは…。




「待って!!」


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