アクアマリンの秘密
「ぼくには名前なんかないんだっ!!」


そう言って冷たく険しい目でボクを見つめる…目の前の男の子。


「さっき生まれたかったって言ってたね…。
もしかして君は…。」

「どうして…一緒に死んでくれなかったんだよっ!!お兄ちゃん…!!」




ボクは剣を受けながら必死に遠い記憶を手繰り寄せる。


10年前、ボクが5歳の時。
ボクのお母さんのお腹には…。

























「君がいたんだね。」



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