地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ
いっつも……傍にいてくれた。
寂しくないように、辛くならないように。
甘えられるように。
でも、会長じゃダメなんだよ。
なんでなのかは、わからないけど。
陸じゃないとダメ。
だから、言わなきゃ。
伝えなきゃ。
「…………会長」
「あ?」
「あたし、明日転校します」
目を見て、はっきりと告げる。
「明日? どこへ……」
「松沢に……アイツがいる学園に帰ります」
陸が待ってくれてる。
今も、まだかまだかと思ってくれてるんだろうな。
自惚れてもいいかな?
愛されてるって。
大切にされてるって……。
会長の表情に、わずかな影が出来た。
わかったんだ。
あたしが陸とよりを戻したこと。
寂しくないように、辛くならないように。
甘えられるように。
でも、会長じゃダメなんだよ。
なんでなのかは、わからないけど。
陸じゃないとダメ。
だから、言わなきゃ。
伝えなきゃ。
「…………会長」
「あ?」
「あたし、明日転校します」
目を見て、はっきりと告げる。
「明日? どこへ……」
「松沢に……アイツがいる学園に帰ります」
陸が待ってくれてる。
今も、まだかまだかと思ってくれてるんだろうな。
自惚れてもいいかな?
愛されてるって。
大切にされてるって……。
会長の表情に、わずかな影が出来た。
わかったんだ。
あたしが陸とよりを戻したこと。