ソラを見上げれば・・

今だけは忘れよう・・・




最期の時間になるんだから______





乗ってから圭があたしの顔色を窺うように

「大丈夫か?」


ホントに優しく・・・聞いてくれた。





「ん。大丈夫!景色綺麗だね!!」


圭の視線から逃げるように外の景色を見た。




「・・・あぁ・・・」



ごめん___



ごめんね。けど今はそれしか言えないの___




「ねぇ・・・圭・・・てっぺんだよ・・・」


ぼんやりと景色を見ながら“あと・・半分なんだ・・・”と思ってしまう。



「碧。」



名前を呼ばれて振り向く。



「キスしよ。」


ぼっ。



一言であたしの顔は赤面。



「けけけけっけい!!」


動揺してます・・・。



「てっぺん。だろ?」


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