ソラを見上げれば・・

「他の人も知ってるよね?

できれば渡してほしいな?」


差し出された封筒を掴む。



「・・わかりました。」


「ありがとうね。

ちゃんと読んであげてね。



碧ちゃんは、ホントに君が好きだったんだね。」



微笑んで病室から出て行った。



残されたのは、



空虚な世界。





1つの希望。



希望ほどでもないか・・・


自嘲するように笑う。




「っは・・・・」


視界がにじんで・・・


出てきたのは涙。






「泣くなんて・・・

カッコわり~」


碧は優しく撫でてくれるだろう?



君はそういう人だった。



「・・・碧っ・・・


逢いたいっ・・・」


静かな病室に俺の小さな鳴き声が響いた____

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