上司なダーリン②
宝さがし
私達は高速を降り下道に出た。よーし…ケーキ屋探し。絶対に見逃すもんか!私は1人気合いを入れた。
「瀬菜、ケーキ屋探せよ」
「分かった。じゃあたくちんは右側をチェックしてね。私は左側をチェックするから」
そう言って助手席側の窓にぺたりと張り付いた。しばらく走った。まだケーキ屋は見当たらない。
「やっぱり町場まで行かないとこんな温泉街じゃないかなぁ…」
たくちんがポツリとつぶやいた。
「大丈夫!絶対あるから」
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