ADULT CHILDREN
封筒を開けると沢山の封筒が入ってあった。


それに見覚えのある携帯。



遺書と父の携帯電話。



「…どうしよう」




「これいつ届いたかわかる!?」




「わからない。でも、朝お父さん一度家に帰ってるからまだそんなに時間経ってないと思う…」



「警察いく!?探す!?」




佐藤さんも焦っていた。



枕元にある携帯を手に取り、母の番号を表示させた。



もう迷っている暇はなかった。


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